「童謡・唱歌の世界」のMIDIの曲を使用させて頂きました。


ハワイ諸島への旅

 2008年の1月21日から29日まで、ハワイのオアフ島とカウアイ島へ行って来ました。ハワイ諸島への旅行はこれが3回目で、私の印象に残った場所の何か所かの風景を水彩ペン画で描いてこのHPに掲載しましたが、このたび掲載容量が増えましたので再掲載いたします。
 



オアフ島

今回はワイキキから島内一週のツアーバスに乗り,ダイヤモンドヘッドを通ってハナウマ湾,マカプウ岬,ワイマナロ湾,カネオヘ湾とオアフ島の東北海岸線を北上し,北端のタートル・ベイ・リゾートまで行きました。そこで昼食後、ノースショア、ハレイワと北西海岸に沿って南下し,ドール・パイナップル・プランテーションで休憩し,真珠湾のアリゾナ記念館を見学してホテルに戻りました。
 またオアフ島に滞在中、ワイキキ・トロリーやザ・バスを利用してオアフ島の東北海岸を走り,また朝市やショッピングセンターを回ったり,博物館や教会へ行ったり,野外のバーベキュー・パーティーに参加したりしました。そのほか,ホテルやショッピングセンター,海岸などで行われるフリー・フラ・ショーを何か所かで見るなど,懐かしいハワイアン音楽と民族舞踊を楽しんできました。




イオラニ宮殿

 ハワイ王朝の最後の王 カラカウア王の宮殿だったところです。南キング通りを隔てて州の最高裁判所(アリ・イオラニと呼ばれる古い建物)を背景にハワイ王国の統一を成し遂げたカメハメハ1世の像が立っています。




ビショップ博物館

 ハワイの歴史や文化を初め、太平洋に点在するポリネシヤ諸島の自然を紹介し,ポリネシヤ民族の美術工芸品などを所蔵・展示する博物館です。プラネタリウムや科学館などもあり,各種のイベントも開催されています。




ダイヤモンド・ヘッド

カピオラニ公園の海岸から眺めた,ワイキキのシンポルとなっているクレータの外壁がダイヤモンド・ヘッドです。裏側の火口から山頂まで山道や階段を30~40分登って,展望台からワイキキの町を眺めることが出来ます。有名なハワイアン・ソングの「カイマナヒラ(Kaimana Hila)」という曲はこのダイヤモンドヘッドを歌った歌です。




ワイキキ・ビーチ

 同じ公園からダイヤモンド・ヘッドとは反対側のワイキキ海岸を眺めた風景です。高層マンションやホテルが海岸沿いに建ち並んでおり,海岸の砂浜には日光浴をしたり海水浴やサーフィンを楽しむ人々が大勢集まっています。




フラ・ダンスの踊り子

 ワイキキのホテルや海岸の広場などいろいろな場所でハワイアン・ミュージックの演奏やフリー・フラ・ショウが開催され,ハワイの夜を楽しむことが出来ます。この絵はシェラトン・ワイキキのプールサイドで行われたフラ・ショウに出演した踊り子たちです。




ワイキキの日没

 ハワイのどの島へ行っても,その日没(サンセット)風景の美しさは格別です。真っ赤な太陽が海の彼方に沈んでいく風景は見ていて飽きません。雲の状態によって見事な夕焼けが見られることもあります。海上にはサンセット・ツアーの遊覧船も出ています。この絵は1週間宿泊した「フォー・パドル」の14階のベランダから眺めた光景です。




ワイキキ・トロリー

 ワイキキ地区から近辺の観光やショッピング・センターを訪問するときに便利な乗り物がワイイキキ・トロリーとザ・バスです。トロリーはレッド,ブルー,ピンク,イエロー,ワイケレ直通(グリーン)の5路線を走る観光バスで、オアフ島のワイキキ近辺の観光地やショッピングセンターを訪ねるのに便利です。この絵はカラカウア通りを走っている内部が丸見えの納涼タイプの,アラモアナ・センターへ行くピンク・ラインのトロリーを描きました。




フラ・カヒコ(古典フラ)

 ワイキキの浜辺で行われたハワイアンダンスのフラ・カヒコの舞踊団による群舞です。カヒコは元来,ハワイの原住民が神々や先祖へ厳かに祈りを捧げるときに歌われたチャントにリズムや踊りが加えられた神聖なダンスです。現在はこの古典フラ(フラ・カヒコ)と現代的な振り付けのモダンフラ(フラ・アウアナ)とがあります。この絵は古典的な打楽器のリズムにのせて自然を賛美するフラ・カヒコの様子を描いたものです。後方の大木はガジュマル(溶樹)です。




ハナウマ湾

 ワイキキ・トロリーのブルー・ラインに乗ってワイキキから海岸沿いに東へ行き,ココ・マリーナ・ショッピングセンターを通ってココ・ヘッドの丘を上り,右折して丘を下ると,海洋保護区に指定されている珊瑚礁が一面に生えているハナウマ湾が見渡せる展望広場に着きます。大きな火口が水没した円形の湾内には熱帯魚が人間を怖がらずに泳いでいて,熱帯の海の生物観察には最適の場所だと言うことです。



ラナイ・ビーチ

 ハナウマ湾を海岸沿いにさらに北東方向に進んだ所に,ボディボードのメッカであるココヘッド・サンディ・ビーチパークが展望できるラナイ・ルックアウトがあります。岩場に波が押し寄せて白波が立ち,また潮吹き穴もあって,雄大な海岸の風景が展望できます。



マカプウ海岸

 ラナイ・ルックアウトからさらに東方向へ走ると,島の最東端のマカプウ岬を回ってシーライフ・パークに着きます。イルカやアシカ,ペンギンなどのショウが楽しめるテーマパークですが,その北側に真っ青な海が広がっており,海上にラビット・アイランドも眺められて素晴らしい景色でした。




カウアイ島

 初めてハワイ旅行をした際はハワイ島とマウイ島へ行き、約1週間 両島の各所を回りました。第2回目はハワイ島へも行きましたので、今回は大自然の風景が多く残されていると言われるカウアイ島へ日帰りツアーを利用して行って来ました。訪問した地域は島の東側のワイルア川州立公園のシダの洞窟(Fern Grotto)へ ワイルア川を遊覧船で遡り、ポイプの海岸で鯨の潮吹きや潮吹き穴を眺め、標高1,000メートルのワイメア展望台から雄大なワイメア渓谷(Waimea Canyon)を展望するというコースでした。




ワイメア渓谷

 カウアイ島の中部から南方にかけて広がっている太平洋のグランド・キャニオンと呼ばれる渓谷です。雨などの水の侵食で崩れたオレンジ色の火山土と、侵食されずに残った横縞模様の溶岩の断崖絶壁、そして深い谷を埋める熱帯樹林の緑が16 kmにわたって連なり、ダイナミックに展開している風景は素晴らしい眺めです。




オパエカア滝

 ワイルアからその昔「王者の道」と呼ばれたクアモオ・ロードをワイルア川の上流方面に向かって進と,熱帯林の中に約20mの崖から2条に分かれて流れ落ちるオパエカア滝(Opaekaa Falls)が展望できました。



カモキラ・ビレッジ

 ワイルア川を底が浅く平べったい遊覧船で遡って行くと、川沿いの熱帯樹林の中に小さな小屋が見えて来ます。ここは映画「アウトブレイク」のロケ地になったそうです。カウアイ島は映画のロケ地として有名で、「南太平洋」「ブルーハワイ」「ジェラシック・パーク」など50本以上にもなると言われ、そのロケ地を紹介する"The Kauai Movie Book"も刊行されていました。




シダの洞窟

 ワイルア川の熱帯樹林の奥に、リボン状のボストンシダが沢山垂れ下がった洞窟(Fern Grotto)があります。ここはハワイ先住民の聖地だった所だそうで、王族だけが結婚式やパーティーを催すことが出来たと言われています。以前は洞窟内で演奏会や結婚式なども行われていたそうですが、私達が行った時は入口の崖が崩壊して湧き水が滴り落ちているので、立ち入り禁止となっていました。




潮吹き穴

 カウアイ島南部のリゾート地 ポイプ海岸にはピーチ・パークがあり、沖合に潮吹き鯨やイルカの群、そしてアザラシの昼寝などを見ることが出来る明るい海岸線が続いていますが、1992年のハリケーンで大被害を被ったそうです。その一角に迫力ある潮を吹く岩穴があり、波が打ち寄せるたびに音を発して海水を噴き上げる光景が見られました。



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